「要領が良い人」は、決して八方美人ではない。むしろ、彼らのスケジュール帳を見ると、驚くほど「やらないこと」が明確に決まっていることに気づかされる。
自分のキャパシティと時間価値を厳密に把握しているため、目的が曖昧なミーティングや自分の領域外の雑務に対しては、角を立てずに断る技術に長けている。「申し訳ありませんが、現在は〇〇のプロジェクトに注力しているため」と、理由と代替案をセットで提示する断り方は、むしろプロフェッショナルとしての評価を高める要因にすらなる。
さらに、他人に頼ることを「弱さ」ではなく「チーム最適化の手段」として捉えている点も特徴的だ。得意な人に素直に頭を下げて任せることで、自分は最も価値を生み出せる分野に没頭し、チーム全体のアウトプットを最大化させる。