鋭い目つき、刻まれた眉間のシワ、低く響く声。一度見たら忘れられない強烈な容姿を持つキャストたちは、作品の中で圧倒的な凄みを放つ。しかし、カメラが回っていない現場やバラエティ番組で見せる素顔は、そのイメージと驚くほどかけ離れている。
画面の中で冷酷な悪意を振りまいていた人物が、日常では愛妻家であったり、大の甘党であったり、お茶目な笑顔を振りまく場面は珍しくない。この「恐怖」と「親しみやすさ」の落差こそが、観客の心を掴んで離さない最大の仕掛けだ。怖さと愛らしさが同居する人間的な多面性こそ、彼らが長年にわたり愛され続ける真の理由と言える。