彼を語る上で、パニック障害との闘いは避けて通れない。活動休止、そして脱退という苦渋の決断を下す要因となったこの病について、彼は今、非常にオープンに語るようになった。隠すことでも、恥じることでもない。その姿勢そのものが、同じ病やメンタルヘルスの課題に悩む若者たちの救いになっている。
完璧であることを求められるエンターテインメント業界において、弱さを開示することは勇気がいる。彼は自らの傷跡を見せることで、ファンとの間に「完璧ではない人間同士」としての強い絆を結び直した。彼のライブ会場に流れる温かな空気感は、こうした相互の信頼関係から生まれているのだろう。