舞台で培った圧倒的な発声と表現力は、日本映画界においても稀有なポジションを打ち立てた。『デスノート』の夜神月役や『カイジ 人生逆転ゲーム』の伊藤カイジ役など、観客の感情を揺さぶるサスペンス映画での評価は言わずもがなである。追い詰められ、極限状態に陥る男を演じさせたら彼の右に出る者はいない。
そうした過酷な作品に挑み続けるエネルギーを維持できるのも、私生活における妻の献身的なケアと静かな生活環境があればこそだ。役柄の重圧を家庭に持ち込まず、舞台や現場を離れればフラットな自分に戻れる環境が整っている。