駅前の商業エコシステムも大きな変革期にある。長年地域住民の胃袋を支えてきた居酒屋や大衆食堂、個人経営の文房具店がたたずむ一方で、ここ2〜3年でハイセンスなベーカリーやオーガニックカフェ、24時間営業のフィットネスジムが相次いでオープンした。
特筆すべきは、新旧の店舗が反発し合うのではなく、相互に顧客を送り出すエコシステムが成立している点だ。学生時代をこの地で過ごし、一度は都心へ出たものの、創業の地として再び三山木に戻ってクラフトビールバーを開業した若手起業家の姿もある。大学のアカデミアな雰囲気と、昔ながらの山城地域の温かいコミュニティが交差することで、独特のカルチャーが根付き始めている。