舞台は東京都千代田区にある伝統校、音ノ木坂学院。入学者数の減少に伴い、次年度での募集停止という残酷な現実が突きつけられた。この絶望的な状況に真っ向から立ち向かったのが、主人公の高坂穂乃果である。特別な才能や魔法を持つわけではない等身大の少女が、大好きな学校を存続させるために選んだ手段、それこそが「スクールアイドル」となることだった。
仲間を集め、歌い、踊る。一歩一歩前進する彼女たちの姿は、極めて質の高い学園青春ドラマとして結実した。最初は誰もいない講堂から始まったライブが、やがて大歓声の渦へと変わっていくカタルシスは、リアルタイムで視聴していたファンに強烈な体験を刻み込んだのである。