軒下に作られた蜂の巣を見て、もっとも混同しやすいのがアシナガバチだ。しかし、両者の営巣形態と身体的特徴を観察すれば、見分けるのは容易である。
アシナガバチの巣は、灰色の紙のような材質で六角形の部屋が露出した「シャワーヘッド型」をしている。一方、ドロバチの巣は土や泥と唾液を混ぜ合わせて作られた密閉状の構造だ。形状は徳利(トックリ)のような美しい瓶型から、土を塗り固めたような粗い塊状まで様々である。
飛翔姿も異なる。アシナガバチは長い脚を垂れ下げて揺れるように飛ぶのに対し、ドロバチは黒地に黄色や赤の鮮やかな模様をまとった引き締まった体を持ち、一直線に俊敏に飛び回る。