Q1:膝の靭帯が「伸びた」と言われましたが、自然に元の硬さに戻りますか?
A1:一度伸びた(微小断裂した)靭帯線維自体が元の弾力に戻るわけではありません。修復過程で瘢痕組織が形成され強度が補われますが、完全に固定しないまま動かすと緩んだ状態で固まってしまいます。受傷後数週間は装具やテーピングで不要なストレスを遮断し、周囲の筋力トレーニングを行うことが必須です。
Q2:前十字靭帯損傷の手術費用は、高額療養費制度を使うと実質いくらになりますか?
A2:手術および約1〜2週間の入院費用は、健康保険3割負担の総額で約25万〜40万円程度です。しかし、公的な「高額療養費制度」を適用することで、一般的な年収世帯であれば月ごとの自己負担限度額は約8万〜10万円前後に抑えられます。事前に「限度額適用認定証」を申請しておくと窓口での支払いを軽減できます。
Q3:受傷後、通常の日常生活や軽いジョギングにはいつから戻れますか?
A3:損傷の部位と治療法によって異なります。保存療法で治療する内側側副靭帯の軽度損傷であれば、約3〜4週間で軽いジョギングが可能です。一方、前十字靭帯の再建手術を受けた場合は、移植腱が生着して十分な強度を持つまでに時間を要するため、ジョギング開始は術後約3〜4ヶ月目、本格的な競技復帰には約8〜12ヶ月のリハビリ期間が必要です。