今年、大規模なアップデートを遂げた店内は、ヴィンテージとモダンが交差する独特の空気を纏っている。特に注目すべきは、壁一面に配置されたレコードライブラリーだ。ストリーミングで何でも聴ける時代に、あえて針を落とす音に耳を傾ける。この贅沢な不便さが、若い世代には新鮮に、かつての時代を知る世代には懐かしく響く。
木製のインテリアと温かみのある照明は、訪れる者の緊張を自然と解きほぐす。ただ座っているだけで、時間がゆっくりと流れていくような錯覚に陥る。この空間デザインの妙こそが、多くのリピーターを引きつけて離さない理由だろう。