現場取材と実際の歩行調査を行うと、案内サインの視認性に関するリアルな問題が見えてきます。地下1階の中央通路を東に向かって歩くと、正面に大きな改札機群が現れますが、頭上の大型サインには「中央東改札」と青基調で表示されているのみで、「中央東口」という看板は一切掲げられていません。
週末の現場で観察を続けると、スマートフォンで地図アプリを見つめながら改札前で立ち止まり、困惑した表情を浮かべる利用者が後を絶ちません。都内在住の20代女性は取材に対し、「友達から『中央東口の改札出たところね』と言われたが、改札口の上に中央東改札としか書出されていなくて本当に合っているか不安になった」と証言しています。改札を出た瞬間、視界の8割をルミネエストのショーウィンドウや入口が占めるため、自分が駅のどこにいるのか方角を見失いやすい点も、現場のリアルな盲点といえます。