現在の洗練されたコリアンダイニングシーンを語る上で欠かせないのが、韓国屈指の外食産業のカリスマ、ペク・ジョンウォン氏の手腕だ。彼が率いる「株式会社Theborn Korea」のブランドが新大久保に本格進出して以来、本場の味付けと大衆的な活気がダイレクトに東京へ移植された。
薄切りの豚肉を特製タレで絡めて焼く「テペサムギョプサル」など、従来の厚切り一辺倒だったメニュー構成に新たな選択肢を提示。バラエティ番組やメディアでもおなじみの彼の哲学は、敷居を下げつつも決して味のクオリティに妥協しない点にある。チェーン展開でありながら、現地ソウルの市場で食べているかのような圧倒的な臨場感と安心感を提供し、街全体の調理レベルとサービス水準を劇的に向上させた。