「死んだ人が見える」という名台詞とともに、映画史にその名を刻んだのが『シックス・センス』のハーレイ・ジョエル・オスメントだ。アカデミー賞助演男優賞にノミネートされるほどの圧巻の演技力は、世界中の観客の心を深く揺さぶった。無垢な瞳と繊細な表情変化で世界を震撼させた天才少年も、成長とともに容姿や体型が大きく変化し、一時期は世間を騒がせた。
だが、彼は表舞台から消え去ることはなかった。大学で演劇を基礎から学び直した彼は、愛らしさを武器にするのではなく、個性的で怪しげなキャラクターを演じ分ける名バイプレイヤーへと変貌を遂げた。一見するとかつての面影が感じられないほどの変身ぶりだが、スクリーンで放つ圧倒的な存在感と確固たる演技への情熱は、今もなお健在である。