自力でのトレーニングには一定の継続期間と本人の意識改革が求められますが、「今すぐ確実な変化を得たい」「どうしても笑うと小鼻に力が入ってしまう」という層から熱い視線を集めているのが、プチ整形の代表格である小鼻ボトックス(ボツリヌストキシン注射)です。
小鼻ボトックスは、過剰に活動している上唇鼻翼挙筋や鼻孔開大筋にボツリヌス製剤をごく微量注入し、神経伝達物質のアセチルコリンの放出を抑えて筋肉をリラックスさせる治療です。注入後3日〜1週間ほどで効果が現れ始め、思い切り笑っても小鼻が外側に引き広げられにくくなります。「普段の真顔の形は悪くないが、笑顔になると急に鼻が潰れる」というタイプには劇的な変化をもたらす治療法です。
ただし、メリットばかりではありません。デメリットの筆頭に挙げられるのが「効果の持続期間」です。個人差はあるものの持続期間は通常3〜6ヶ月程度であり、状態をキープするには定期的な再施術が必要となります。また、注入位置や薬液の量が狂うと、上唇が持ち上がりにくくなってストローが吸いにくくなったり、笑顔を作ったときに口角が上がらず引きつったような不自然な表情(いわゆる能面のような不気味の谷現象)に陥るリスクを孕んでいます。施術を受ける際は、表情筋の走行を熟知した解剖学に明るい医師を選ぶことが不可欠です。