裁判の本格開始に向けた足取りは決して平坦ではない。現在焦点となっている山上徹也公判前整理手続では、被告のSNS上の投稿や押収された電子機器のデータがどこまで証拠能力を認められるかが最大の論点の一つとなっている。
弁護側と検察側のあいだでは、デジタル証拠の解釈を巡って激しい対立が続く。精神鑑定の結果とX(旧Twitter)での発言内容の整合性をどのように評価するか。単なる抑鬱状態における感情の吐露なのか、それとも綿密に計算された計画性の証明なのか。法廷での立証に向けた双方の攻防は、裁判のゆくえを左右する重大な局面を迎えている。