もう一つの代表作である『鶴瓶の家族に乾杯』でも、彼女の卓越した対応力が遺憾なく発揮された。台本のないぶっつけ本番のロケを得意とする笑福亭鶴瓶と、スタジオでその珍道中を見守りながらトークを展開するスタジオ進行。予測不能なハプニングの連続を、彼女は見事な手綱さばきで温かな家族ドラマへとまとめ上げていった。
鶴瓶の自由奔放なリアクションを最大限に引き出しつつ、一般の出演者への敬意と温かい眼差しを決して忘れない。単なる「司会進行役」の枠を完全に超え、旅の余韻を視聴者の心にそっと着地させる役目を果たしていた。彼女の明るい相づちと笑い声は、月曜夜の茶の間に欠かせない清涼剤となっていたのだ。