子どもが姿を消す事件において、最大の壁となるのが都道府県の境界をまたいだ広域移動だ。これに対し、警察庁は全国の警察本部と連携したリアルタイム情報共有ネットワークを構築。自動車ナンバー自動読取装置(Nシステム)の広域データを統合し、不審車両の逃走経路を瞬時に割り出す態勢を整えた。
また、防犯・セキュリティ業界との官民連携も急ピッチで進む。街頭に設置されたスマート防犯カメラや、自治体の見守りシステムと警察データベースが接続されることで、捜査初期段階での情報集約スピードは飛躍的に向上した。時間との戦いである行方不明捜査において、テクノロジーの進化が残された痕跡を逃さないための強固な網となっている。