Q1:小林亜星さんが生涯で作った楽曲の総数はどれくらいですか?
A1:正確な全貌の把握が困難なほど膨大ですが、CMソングだけで約6,000曲以上、歌謡曲やアニメソング、社歌、校歌などを合わせると8,000曲から1万曲近くに達すると言われています。短時間で強い印象を残すCM音楽の分野では、日本を代表する最多実績の作曲家の一人です。
Q2:『寺内貫太郎一家』のオファーを受けた際、なぜ本職の俳優ではない小林さんが選ばれたのですか?
A2:演出家の久世光彦氏が「既成の俳優では出せない、圧倒的な重量感と本物の哀愁、愛嬌を併せ持つ人物」を探していた際、CMに出演していた小林さんの風貌と豊かな表情に目を留めたことがきっかけです。当初小林さんは固辞しましたが、久世氏の熱烈な説得により主演を引き受け、結果として歴史的な大ヒットドラマとなりました。
Q3:服部克久氏との「記念樹裁判」の後、二人の関係はどうなりましたか?
A3:日本の音楽界を代表する名門同士の法廷闘争となったため、一時は大きな緊張関係が続きました。しかし小林さん自身は私怨ではなく、あくまで「商業音楽におけるメロディのオリジナリティと著作権のルールを確立するための戦い」という姿勢を崩しませんでした。両氏ともにすでに故人となりましたが、日本の音楽著作権の歴史を語る上で欠かせない重要な出来事として記録されています。