歴史を1990年代末に遡ろう。当時の小学生たちを夢中にさせたのが、シングルCD『とりかえっこプリーズ』のリリースに伴うプロモーションだった。異色の異能クリエイター・イマクニ?と小林幸子、レイモンド・ジョンソンの3人組ユニット「スズキサン」が歌う楽曲は大ヒットを記録。CDに封入された応募券を使ってカードを交換するキャンペーンは、初期ポケカブームの象徴的出来事となった。
この時代、任天堂が展開していたカードゲーム黎明期のカオスな空気感と、娯楽文化の熱量がそのまま凝縮されたカード群。当時少年期を過ごし、大人になって資金力を得た30代〜40代のコレクター層がノスタルジーから買い集めていることも、現在の品薄と相場急上昇の大きな要因だ。