耶馬渓、寒霞渓、妙義山と並び、「日本三大渓谷美」の一つに数えられる寒霞渓。200万年もの年月をかけて風雨の浸食が造り出した奇岩怪石の断崖絶壁は、息をのむほどの造形美を見せる。四季折々の色彩が岩肌を彩り、春の新緑、夏の濃緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と、いつ訪れても新鮮な感動を与えてくれる。
寒霞渓ロープウェイの車窓からは、間近に迫る荒々しい岩肌と、はるか遠くに広がる穏やかな瀬戸内海が対比をなす独特の景観を楽しめる。片道およそ5分間という短い時間ではあるが、高低差を活かした視界の広がりは、日常の喧騒を一瞬で忘れさせてくれるはずだ。