この「焼き蕎麦」ブームに対し、製麺業界や外食産業からも熱い視線が注がれている。日本麺類業団体連合会(日麺連)のマーケティング関係者は、近年の蕎麦消費の多様化について次のように分析する。
「従来の蕎麦は『手繰る(たぐる)』ものであり、喉越しを楽しむ文化が中心でした。しかし、ライフスタイルの変化とともに、若い世代を中心に重厚な味わいやしっかりとした食感を求める声が増えています。蕎麦を焼くという提案は、蕎麦の新しい可能性を拓く素晴らしいトレンドです」
飲食業界全体でも、居酒屋の締めメニューや、新しい和風ファストフードとして「焼き蕎麦専門店」をオープンする動きが相次いでおり、2026年のフードトレンドを牽引する存在となりつつある。