生徒たちの学びの領域は、校舎の壁を軽々と越えていく。地元企業や自治体と連携し、実際のビジネス現場や地域の課題解決に挑む「社会実装型プロジェクト」が通年で組み込まれているからだ。シャッター通り化が進む商店街の集客データを分析して再現性の高いイベントを企画したり、地域の伝統資源を活かした新商品をプロデュースしたりと、取り組みは極めて本格的である。
単なる「体験学習」の枠を超えたこれらの活動は、実際に売上向上や人流の創出という目に見える成果を叩き出している。協力する地元企業の経営者は、「高校生ならではの柔軟な発想と行動力には驚かされるばかり。大人の固定観念を揺さぶるアイデアが次々と生まれている」と評価を惜しまない。机上の空論にとどまらない社会での実践が、生徒たちの自己効力感を飛躍的に高めている。