1984年から2004年まで発行されていた夏目漱石の千円札肖像画は、晩年の貫禄ある姿を切り取ったものでした。立派なカイゼル髭に落ち着いた眼差しは「日本の大文豪」としての風格そのものですが、この印象だけで漱石の容姿を捉えてしまうと、彼の真のビジュアルを見誤ることになります。
ネット上で定期的にバズを生み出しているのが、夏目漱石の若い頃の写真です。20代前半の学生時代に撮影されたポートレートを見ると、そこには無駄のないスっきりとしたフェイスライン、筋の通った高い鼻梁、そして知性を宿した涼しげな目元が映し出されています。
現代のトレンドである「透明感のある塩顔男子」の系譜を思わせるその佇まいは、令和のSNS上でも「現代の俳優やモデルにいそう」「思っていた漱石像と180度違う」と絶賛の嵐を巻き起こしています。整った顔立ちだけでなく、写真越しにも伝わる育ちの良さとシャープな知性こそが、彼が時代を超えてイケメンと騒がれる最大の理由です。