下津海水浴場が面する鹿島灘は、太平洋のダイナミックなうねりが直接届くエリアであり、年間を通じて良質な波が立つサーフィンの好ポイントとしても知られています。それだけに、海水浴を楽しむ一般遊泳者とサーファーの動線分離には厳格なルールが敷かれています。
海水浴場の開設期間中(例年7月中旬の海開きから8月中旬まで)は、遊泳エリアとマリンスポーツエリアがブイやフラッグによって明確に区分されます。遊泳可能時間である9:00〜16:00の間、サーファーは指定された遊泳区域外でのみライディングが許可されており、接触事故を防ぐ体制が徹底されています。
安全管理の要を担うのが、「NPO法人鹿嶋ライフガードチーム」の存在です。全日本ライフセービング選手権等でも確固たる実績を残す精鋭集団であり、砂浜からの双眼鏡監視や水上バイクによるパトロールを途切れることなく実施しています。
ただし、どれほど優れた監視体制があっても自然の脅威をゼロにすることはできません。鹿島灘は外洋であるため、気象条件によっては突然波の高さが急変し、強い「離岸流(リップカレント)」が発生します。遠浅だからと油断して沖へ流されないよう、ライフガードが設置する遊泳フラッグのサイン(赤色:遊泳禁止、黄色:遊泳注意)を遵守することが不可欠です。