他店よりも確実に高い提示額を引き出すには、売り手側にも知っておくべき「技術」が存在する。現場の鑑定士が明かした査定額アップの裏ワザは驚くほど実践的だ。
第一に、「付属品の完全性」を甘く見てはならない。外箱、保証書(ギャランティ)、時計の余りコマ、保存袋。これらが揃っているだけで、査定額は数万円単位で跳ね上がる。特にブランド時計の保証書は再発行が効かないため、本体と同じかそれ以上の重みを持つ場合がある。
第二に、無理なセルフクリーニングを避けること。革製品に市販のクリームを塗りたくったり、銀製品を粗い布で磨いて微細な傷をつけたりする行為は、かえって減額の対象になる。乾いた柔らかい布でホコリを払う程度にとどめるのが正解だ。
第三に、複数ジャンルの「まとめ売り」による価格交渉だ。貴金属数点にブランド小物を組み合わせることで、店舗側は一度の手続きで在庫を確保できるため、単品査定よりも限界突破の上乗せ額を提示しやすくなる。