「西武グループと東武グループはグループ会社なのでは?」という誤解がネット上でも散見されますが、両社に資本関係や人的提携は一切ありません。それぞれが独自の上場企業(またはその中核企業)として独立経営を行っています。
特に混同されやすいのが、池袋駅の東西にそびえ立つ「西武百貨店」と「東武百貨店」の関係性です。両百貨店は立地が隣接しているものの、歴史的経緯も現在の資本系列もまったく異なります。
かつて堤清二氏が率いたセゾングループの中核であった西武百貨店は、グループ解体を経て「そごう・西武」となり、現在は米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ傘下(実質的な運営パートナーはヨドバシカメラを擁するヨドバシホールディングス)へと移りました。つまり、西武百貨店は現在の西武鉄道(西武ホールディングス)の手を離れた別資本の商業施設となっています。
対する東武百貨店は、創業以来一貫して東武鉄道の連結子会社(東武グループの中核商業施設)として運営されています。同じ「池袋の百貨店」であっても、グループ内での位置付けや資本のバックボーンは完全に別物です。