夕刻が近づくと、沈みゆく太陽を目指して多くの観光客が夕日会館の2階展望デッキへと集まってくる。しかし、混雑する展望台では周囲の視線やカメラの写り込みが気になり、静かに没入することが難しいケースも少なくない。そこで現地取材班が発見したのが、混雑をスマートに回避しつつ劇的な一景を収める穴場ルートだ。
夕日会館から南側へ徒歩約3分、旧道沿いの高台へと抜ける小道を進むと、線路と海岸線を斜め上から一望できる秘密の撮影スポットが現れる。ここからは、日本海の水平線へ没する太陽と、黄金色に染まる線路、そしてタイミングが合えば駆け抜ける列車のシルエットを一枚の画角に収めることが可能だ。日が沈み切る直前のわずか10分間、静寂の中で刻一刻と変化する空のグラデーションに身を委ねる時間は、何物にも代えがたい体験となる。