大型商業施設としての魅力度を測るうえで、テナントのラインナップと空間設計は欠かせない要素だ。全国に展開するイオンモールは、映画館やエンターテインメント施設を複合させ、1日中滞在できるテーマパークのようなモール体験を提供する。どこへ行っても一定以上の品質と広い通路、最新のブランドが揃う安心感が特徴だ。
対照的に、四国屈指の旗艦店であるゆめタウン高松に代表されるゆめタウンの売り場は、驚異的な売上坪単価を誇る。過度な空間の余白を削ぎ落とし、地元密着の惣菜コーナーや高頻度に利用される生活用品ゾーンを中央に配置することで、買い物客の回遊性と購買意欲を限界まで高めている。滞在型エンタメのイオンと、超高効率ショッピングのゆめタウンという明確なコントラストがそこにある。