標高約180メートルの高台に広がる敷地は、「かながわ景勝50選」にも選定された誇り高き景勝地だ。2月上旬から3月上旬にかけて、約360本の河津桜が早咲きの花を咲かせ、足元には黄色い菜の花が絨毯のように広がる。このコントラスト越しに仰ぎ見る雪を戴いた富士山の佇まいは、まさに絶景という言葉以外の何物でもない。
松田町役場や地元関係者が一体となって維持・管理に取り組んできた歴史は長い。町長の本山博幸氏をはじめとする行政側の手厚い景観保護策と地域住民の熱意が実を結び、現在では年間を通じて県内外から数多くの訪問客が足を運ぶ一大拠点となった。山の地形を活かした斜面公園だからこそ味わえる、立体的な花景色が訪れる者の心を捉えて離さない。