テレビ局や配信プラットフォームの企画会議で、いま密かに注目を集めているテーマがある。過激な発言と圧倒的な存在感で平成のバラエティ界を支配した細木数子氏の生涯だ。銀座のクラブママとして頭角を現した若き日から、政財界の重鎮たちとの交流、そして占い師として頂点に登り詰めるまでのドラマチックな軌跡は、まさに実話とは思えないほどの波瀾万丈さに満ちている。
関係者によると、現在進められている伝記ドラマの構想では、単なる懐古的なタレント本のような描かれ方はされない見込みだ。一人の女性がいかにして過酷な男社会を生き抜き、自己の帝国を築き上げたのか。その泥臭くも力強い生存戦略に焦点を当てた重厚なヒューマンドラマとしての脚本化が進められているという。