TikTokやInstagramのタイムラインを開けば、10年前の自撮りと現在の姿を交互に見せるショート動画が日々何百万回も再生されている。「タイムトラベル」を模したエフェクトや懐かしのBGMに乗せて投稿されるそれらのコンテンツは、一見すると微笑ましい思い出話に思える。
しかし、そのコメント欄に目を向けると様相は一変する。「この頃に戻ってほしい」「当時は奇跡の美少女だったのに」「時間は残酷だ」といった声が溢れ返っているのだ。称賛の皮をかぶった過去の神格化は、受け手にとって現在地を否定されるような居心地の悪さを生み出している。