一方で、住まい選びにおいて後悔を避けるためには、街の弱点や注意すべき特性も客観的に把握しておく必要があります。
第1の盲点は、都営新宿線の急行が通過する点です。隣の大島駅や森下駅には急行が停車しますが、西大島駅は各駅停車のみの利用となります。ただし、日中の急行通過待ちによる時間ロスはわずかであり、新宿方面への運行本数自体が多いため、実生活において致命的なデメリットに感じる場面は少ないと言えます。
第2の留意点は、江東区特有のハザードマップ(水害リスク)です。西大島を含む城東エリアは荒川や東京湾に近く、標高が低いゼロメートル地帯を含みます。万が一の大規模水害時には浸水リスクが想定されているため、賃貸やマンション購入を検討する際は、ハザードマップを確認の上で建物の2階以上を選択する、あるいは新耐震基準・防災設備が整ったRC造マンションを選ぶといった自衛策が賢明です。
西大島駅の再開発・最新情報に目を向けると、江東区の「都市計画マスタープラン」に基づき、駅周辺の木造住宅密集地域の不燃化推進事業や道路拡幅、緑道公園の再整備が着実に進行しています。駅前の利便性を維持しながら防災性能を高める街づくりが進んでおり、将来的にも資産価値と居住安全性が向上していくエリアとして期待されています。