「朝のラッシュ時は足の踏み場もないが、夜になれば駅前の雰囲気が少し気になる」──長年、この街に対して語られてきた典型的なステレオタイプだ。しかし、現在進行形で進む西船橋駅周辺再開発事業は、そうした旧来のイメージを根底から塗り替えようとしている。ペデストリアンデッキの拡充や駅前広場の再整備計画、さらには防災機能を兼ね備えた複合商業ビルの建設構想など、歩行者目線に立った街づくりが本格化しているのだ。
居住者のリアルな声に耳を傾けると、住みやすさの実感は急速に向上している。かつては居酒屋や遊技場が目立っていた駅至近エリアも、ファミリー層を意識したマンションの建設に伴い、夜間の街灯整備や防犯カメラの設置が進んだ。騒々しさと背中合わせだった利便性は、落ち着いた生活基盤へと緩やかにシフトし始めている。