西城秀樹の命を最終的に奪った直接の臨床的死因は「急性心不全」である。2018年4月25日、家族と共に過ごしていた夕食時に突如倒れ、横浜市内の病院へ緊急搬送された。懸命の救急医療処置が施されたものの、意識が戻ることはなく、約3週間後の5月16日午後11時41分に息を引き取った。しかし、医療関係者や長年のファンの間で語り継がれているのは、直接死因である急性心不全を引き起こす遠因となった、長年の脳梗塞との壮絶な闘病の歴史だ。
心臓機能の突発的な停止をもたらした背景には、全身の血管系にかかっていた極度の負担があった。繰り返された脳梗塞による過酷なリハビリの日々。不屈の精神で病魔に立ち向かい続けた彼の身体は、限界を迎えていたのかもしれない。最期までステージ復帰を諦めなかったスターの姿は、多くの医療従事者にも深い衝撃を与えた。