1970年代の男性アイドルシーンを語る上で欠かせないのが、野口五郎、郷ひろみ、そして西城秀樹の3人による「新御三家」の存在だ。ライバルでありながらも深い友情で結ばれた彼らは、歌謡曲黄金時代を牽引する絶対的な柱であった。互いに切磋琢磨を重ね、日本中のファンを熱狂させた旋風は、今も語り継がれている。
野口五郎や郷ひろみといった盟友たちの目にも、彼と家族との絆の深さは印象的に映っていた。過密日程の中で互いの存在を刺激としつつも、実家からの温かい差し入れや姉からの励ましの言葉が常に彼を支えていた。激しい芸能界という世界で自分を見失わずにいられたのは、新御三家としての誇りと、揺るぎない家族の愛があったからに他ならない。