五線譜が読めなくても即弾ける!エレキギター楽譜の読み方とTab譜の完全攻略法の全貌を詳しく解説してご紹介します。
エレキギターの表現力を決定づけるのは、音を滑らかにつないだり、音程を劇的に変化させたりする多彩な「特殊奏法」である。楽譜上に現れる英語表記や記号の意味を正確にインプットしておくことが、スムーズな読譜とニュアンス再現の鍵を握る。
奏法名(記号表記)楽譜上の表記例と意味弾き方の具体的アクション初心者が意識すべき演奏ポイントチョーキング(Cho. / C)上向きの矢印、数字の上に「Full」「1/2」などピッキング後、弦を指で押し上げて音程を上げるFull=1音(2フレット分)、1/2=半音上げる。指単体ではなく手首の回転を使って持ち上げる。ハンマリング・オン(H)2つの音を結ぶスラー線の上に「H」ピッキングせず、左手の指でフレットを叩きつけて発音指の先端を勢いよくフレットのキワに落とし、十分な音量を確保する。プリング・オフ(P)2つの音を結ぶスラー線の上に「P」押さえている指で弦を軽く引っ掻くように離して発音ただ指を離すのではなく、指の腹で弦を下方向へわずかに弾く感覚を掴む。スライド&グリッサンド(S / gliss.)音と音を結ぶ斜線、または斜線上に「S」「gliss.」指を押弦したまま目的のフレットまで滑らせるスライドは「開始音と到達音」が明確。グリッサンドは「滑らせる効果そのもの」を狙う違いがある。ブリッジミュート(P.M.)音符の下や上に「P.M. ───|」と破線表記右手の手刀部分をブリッジサドル付近に軽く当ててピッキングロックのバッキングの定番。「ズズズ」というタイトな低音の刻みを作る。押し付けすぎない。ブラッシング(×印)数字の代わりに「×」が表記されている箇所左手を弦に軽く触れさせて実音を消し、パーカッシブにピッキングフレットに触れて実音が出ないよう、複数の指で弦全体をソフトにミュートする。ビブラート(波線記号)数字の上にある横向きの波線「〜〜〜」押弦した指や手首を細かく揺らして音程を周期的に変化させる波の幅が広いときはダイナミックに、細かいときは繊細に揺らす。ピッチの揺れ幅を一定に保つ。
エレキギター特有のソロフレーズでは、これらの奏法が組み合わさって登場する。「7-H-9-P-7」のように、ハンマリングとプリングが連続するレガートフレーズや、チョーキングした状態でピッキングして元の音程に戻す「チョークダウン(C.D.)」、最初から音を押し上げた状態で鳴らす「チョークアップ(C.U.)」などがある。記号の形と指の動かし方をセットで反復練習することが、滑らかなソロ演奏への近道となる。