もともと西日本(中国・四国・近畿)を中心に強固な地盤を築いてきた大黒天物産だが、その勢力図は急速に東へと広がっている。関東エリアへの出店攻勢が強まる中、競合となる地場のローカルスーパーや大手総合スーパー(GMS)には激震が走っている。
ひとたび地域内に大型店舗が降臨すれば、半径数キロ圏内の顧客層が一気に流出するケースも少なくない。価格競争力で太刀打ちできない競合店は、地域密着型の高級生鮮品へ舵を切るか、撤退を余儀なくされる。2026年、日本のスーパーマーケット業界は「異次元ディスカウント派」と「付加価値特化派」への二極化がかつてないスピードで進んでいる。