環境対応への要求は、もはや企業のCSR目標といった生ぬるい言葉では語れない。サプライチェーン全体のCO2排出量算定が厳格化された2026年、現場では輸送車両の電動化が急ピッチで進む。
敷地内に設置された高出力の急速充電ステーションには、静まり返った音で滑り込む大型EVトラックの姿がある。短距離・中距離の定期便から順次導入された新世代車両は、騒音を大幅に抑え、早朝や深夜の住宅街近くでの配送作業でも威力を発揮する。さらに長距離幹線には水素燃料電池(FCV)トラックの実証導入も進んでおり、従来のディーゼル車と同等の航続距離を維持しながら、走行中の排出ガスゼロを実現。実用性と環境性能を高次元で両立させている。