ランチ直後の急激なパフォーマンス低下は、糖質の過剰摂取によって血糖値が急上昇し、その後インスリンの過剰分泌で急降下する「血糖値スパイク」が主因だ。内科医の工藤孝文医師は、日常的な診療現場を通じて「午後の倦怠感を訴える人の多くが、無自覚な糖質過多と咀嚼不足に陥っている」と警鐘を鳴らす。
血糖値の急変動を抑える鍵となるのが、極端な糖質制限ではなく、緩やかに糖質量をコントロールする「ロカボ(適正糖質食)」の考え方だ。一食あたりの糖質量を20〜40グラム前後に抑えつつ、たんぱく質、脂質、炭水化物の比率を示す「PFCバランス」を整える。これにより、脳へブドウ糖を安定的に供給し続け、集中力を夕方まで持続させることが可能になる。