成田や関空から直行する外国人観光客の目的地が、京都や東京といった定番ルートから変化している。彼らが目指すのは、伊勢神宮参拝のルート上に位置するこの巨大な肉の聖地だ。SNSで拡散された「霜降り肉の絨毯」の映像は、瞬く間に世界中を駆け巡った。
「これほどのクオリティの肉を、この価格で食べられる場所は世界中どこを探してもない」。ニューヨークから訪れたという熱狂的な肉愛好家は、興奮気味に語る。円安の追い風もあるが、それ以上に人々を惹きつけるのは、日本の職人がこだわり抜いた「本物の体験」だ。週末ともなれば、多言語が飛び交うウェイティングエリアは異様な熱気に包まれる。