狩野英孝の記者会見と聞いて、多くの人が思い出すのが、かつてのあの「冷や汗まみれ」の謝罪劇だろう。質問に対して真摯に答えようとするあまり、支離滅裂な回答を連発し、結果として日本中を爆笑の渦に巻き込んだあの事件だ。あれから時を経て、彼は「いじられキャラ」としての極致に達した。
今回の会見中、ある記者が意地悪く「今回は冷や汗はかいていませんか?」と質問した。すると彼は、ポケットからおもむろにハンカチを取り出し、「実はもう、脇の下はびしょびしょです」と答えて見せた。過去の失敗すらもエンターテインメントに昇華させるその姿勢に、彼のタレントとしての底力が垣間見えた。