実質的な往来が可能な境界として、誰もが納得するのが長崎県・対馬と韓国・釜山の間だろう。その距離は約49.5キロメートル。東京から鎌倉へ行くよりも短い距離だ。対馬の北端にある展望台からは、夜になると釜山の街並みの明かりや、時に花火が上がる様子まで見ることができる。
近年、日韓関係の融和とインバウンド需要の再燃により、高速船での往来がかつてない活況を呈している。朝に対馬を出発し、釜山で本場のビビンバを食べて夕方に帰国するような、日帰り国境越えがローカルな日常として定着しているのもこのルートならではの特徴だ。