興味深いのは、このトレンドを牽引しているのが30代前後のミレニアル世代やZ世代のビジネスパーソンである点だ。お酒の消費量が全体的に落ち込む現代において、「量より質」、それも「極限まで濃縮された一滴」を求める傾向が強まっている。
「毎日たくさん飲む必要はない。週末の夜に、本当に良いものを一粒だけ口にする。それが最高のセルフケア」と、都内のIT企業に勤める女性(29)は語る。タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する現代人にとって、短時間で脳を極上の幸福感で満たしてくれるこのショコラは、最もコストパフォーマンスの高い贅沢なのかもしれない。