「絶対に真似しないでほしい」。都内の皮膚科クリニックで院長を務める医師は、このトレンドに強い懸念を示します。工業用文具であるセロテープの粘着剤は、人間のデリケートな皮膚に貼ることを想定して作られていません。特に蚊に刺されて炎症を起こしているデリケートな肌に貼ると、剥がす際に角質層まで一緒に剥ぎ取ってしまい、接触性皮膚炎(かぶれ)を引き起こす原因になります。
最悪の場合、傷口から雑菌が侵入し、蜂窩織炎(ほうかしきえん)などの重篤な感染症に発展するケースもあります。「痒みを抑えるつもりが、跡が残るほどの皮膚トラブルを招いては本末転倒です」と専門家は警鐘を鳴らします。