当時の行政解剖によって最終的に出された公式な死因は「急性肺水腫」であった。肺に液体が溜まり死に至るこの病態の背景には、多量の覚醒剤摂取による急性中毒があったと報じられている。ソニー・ミュージックレコーズから鮮烈なデビューを果たして以来、常に時代の第一線で孤独な闘いを続けていた彼の肉体は、限界を迎えていたのだった。
しかし、遺体に残された多数の擦過傷や打撲痕、そして発見場所の状況があまりにも異様であったため、ストレートに病死・自己要因による死として納得しないファンや関係者も少なくなかった。直前まで誰とどこで過ごしていたのか。なぜあのような状態で発見されたのか。謎は深まるばかりだった。