本作の本質は、未来予知という特殊能力を用いた極限状態の頭脳戦を描くサイコサスペンスであり、同時に世界の崩壊と再生を描く壮大なダークファンタジーだ。主題歌はこの二つの要素を鮮やかに橋渡しする役割を果たしている。
緊迫したサスペンス展開で高まった鼓動をそのままエンディングへと繋げ、観る者に余韻と余寒を残す演出は秀逸の一言に尽きる。激しいビートの裏に潜む儚いメロディラインは、主人公・天野雪輝と由乃の歪みつつも切ない関係性を表しており、音楽単体として聴いた時にも聴き手の心を揺さぶる深いドラマ性を備えている。