若者がタトゥーに魅せられる背景には、音楽文化の急速な浸透がある。特に日本のアリーナクラスを沸かせるラッパーのT-Pablowをはじめ、シーンの最前線で活躍するアーティストたちの存在感は絶大だ。彼らが身体に刻むタトゥーは、過酷な生い立ちや生き様、理念を象徴するアイコンとして、若者の心を強く揺さぶる。
ABEMAなどで配信されるラップバトル番組やヒップホップ・サブカルチャー関連のコンテンツは、スマートフォンを通じて瞬時に10代の日常へ届く。音楽とファッション、そしてタトゥーが不可分に結びついたカルチャーに触れるうち、肌に墨を入れる行為はかつての不良の烙印ではなく、「個性の確立」や「クールな自立」として再定義されているのだ。