日本獣医師会の指針や最新の獣医療現場では、音に対する恐怖症や過剰反応を放置せず、初期段階で適切なアプローチを行うことの重要性が強調されている。音に驚いて吠え立てる「無駄吠え」は、犬からのSOSメッセージであり、叱責や力づくの制圧は逆効果にしかならない。
臨床の現場では、苦手な音のCDを極めて小さな音量から流し、好きなおやつや遊びと組み合わせる「カウンター・コンディショニング(行動療法)」や、必要に応じた投薬治療の導入が進んでいる。恐怖反応が固定化する前に、獣医師や認定行動カウンセラーなどの専門家に相談することが、愛犬の心を守る最短ルートとなる。