パッケージの裏面に目を凝らすと、そこには小さな文字で規格が記されている。一般社団法人日本アイスクリーム協会が定める基準によれば、アイス類は乳固形分と乳脂肪分の含有量によって4つのカテゴリーに明確に分類されている。
乳脂肪分8.0%以上を誇る「種別アイスクリーム」は、ミルク本来の濃厚なコクと滑らかな口どけが最大の武器だ。植物性油脂を主原料にすることで軽やかな後味と抜群のボリューム感を実現する「ラクトアイス」とは、設計思想そのものが根本から異なる。大手乳業メーカーがしのぎを削るなかで、この規格の違いを理解することは、自分の好みにぴたりと重なる運命のカップを引き当てる最短ルートなのだ。