脱税事件の判決確定と収監、そして滞納市街地再開発法に基づく権利変換などを経て、丸源産業の現在はかつての不動産会社としての事業実態をほぼ失っています。会社組織としての機能は債権回収や税金の滞納処分、残余財産の法的手続き窓口に限定されており、事実上の倒産・休眠状態へと追い込まれました。
一方、90代を迎えた川本源司氏の現在については、刑期満了や健康状態に応じた処遇を含め表舞台から完全に姿を消しています。かつて銀座を睥睨したカリスマが築いた巨額資産は、国税局による差押えや競売手続き、担保権者への配当によって次々と解体・散逸していきました。個人の莫大な現金資産も税金の追徴課税や裁判費用、関連負債の弁済に充てられ、「ビル王」の資産神話は完全に過去のものとなっています。