1978年、弱冠19歳でミス・ユニバース・ジャパンの日本代表に選出された萬田久子。その圧倒的なスタイルと洗練された佇まいは、瞬く間に脚光を浴びた。だが、彼女の真価は単なる美貌のモデルにとどまらなかった点にある。芸能界へ足を踏み入れると、持ち前の度胸と感性で次々と主要な役柄を射止め、独自のポジションを確立していく。
彼女の歩みは常に、ファッション業界からの熱い支持とともにあった。トレンドに流されるのではなく、自らの身体感覚とエレガンスを信じるスタイル。その芯の強さは、女優としての演技力だけでなく、私生活における生き方の決断力にも直結していたのである。若くしてスポットライトを浴びながらも、自分自身を見失わない独自の美学が、ここですでに開花していた。